第4回 ラジルギ
今回はラジルギというゲームを紹介します。
このゲームは、かつてコンパイルに所属していた人がメインとなってできたマイルストーンという会社が開発し、2005年に稼働開始したアーケード用シューティングゲームです。のちにドリキャス、GC、PS2、Wiiに移植されました。
このゲームの音楽の魅力はなんといってもポップでエレクトロな曲の数々です。このゲームの音楽を作ったのはk.h.d.n.という、マイルストーン所属のコンポーザー林康氏と永田大祐氏のユニットで、ちょっとダークなドラムンベースなどのノリの良い音楽をつくっているのですが、このゲームではノリの良さを残しつつも明るい音色になっていて、とても聞きやすくなっています。(ゲームの登場人物の設定は全く明るくありませんが)
また、k.h.d.n.作曲のゲームはほかにも多数あるのですが、iTunesで配信されているのはこのゲームのみなので聞き始めるのにはちょうどよいかと思います。
ただ、こんなツイートがあるのが気になりますが。
え!ラジルギOSTってiTunesで買えるの!?>RT https://t.co/yIrEUuKZsk
— Ko Hayashi (@hayashi0513) 2014年7月21日
お金ちょーだいよーw
つくった会社が倒産してるんでね。さらに最近人が移った先の後継メーカー(株式会社クロン Klon Co.,Ltd.)もDL専売ゲームの配信停止などで怪しいんですけどね。
気になる方はk.h.d.n.の永田氏のbandcampで売っているリミックスなんかを買うといいかもしれませんね。
この名義は一応別人扱いらしいですけどね。
番外編 VA-11 HALL-A日本語版公開記念
第3回 スカルガールズ
第3回 スカルガールズ
今回は前回、前々回とはかなり趣向の違った音楽をご紹介します。
ゲームのジャンルは格闘ゲームです。名前の通り女の子ばっかりです。しかしキャッキャウフフするわけでもなくかなりシリアスでダークな展開となっています。あとやたらとパロ要素多いです。
かなり紆余曲折のあったゲームで、アメリカのReverge LabsというところがSkullgirlsを開発していましたが、資金難や権利問題で新たにLab Zero Gamesとして再出発し、Skullgirls 2nd Encoreを作っている、というわけです。(Indivisibleでまた資金難におちいっていないだろうか)
音楽のはなしをしますと、4名の方が作曲に関わっているようですが、中でもメインとなっているのはVincent Diamanteというゲームのデザイン等の先生もされているような方と山根ミチルというかつてコナミでドラキュラシリーズなどの音楽を作っていらっしゃった方のお二人です。
音楽のジャンルとしてはシリアスでダークな雰囲気をもったジャズっぽい曲が主で、緊迫する対戦を盛り上げてくれます。
とくに自分はこのゲームの主人公格のフィリアちゃんのテーマであるMoonlit Meleeが好きです。山根ミチルさんの作曲なので往年のコナミファンの方も是非聞いてください。
サウンドトラックがspotifyなど様々なところで配信しているので聴いてみてください。
またこのゲームはsteamのPC版がたまにものすごく安く売っているのでゲームも遊んでみてください。まとめ買いが安いので友達に配ろう!
第2回 HoPiKo
第2回 HoPiKo
このゲームはスピード感のあるアクションゲームです。もう本当に。止まってると死にます。なお下手に突っ込んでも死にます。というようなゲームの紹介はよそに任せるとして、音楽について見ていきましょう。
全体的にゲームボーイをフィーチャーしたテンポの早いチップチューンとなっていて、(実際にlsdjというゲームボーイ用シーケンスソフトを使って作っているようです。チップチューン過激派原理主義者にも安心!)このゲームの「死んで、覚えて、また死んで、また覚えて」というようなつくりと非常に合っています。音楽のノリもよく、いくらでも死ねます。
サウンドトラックはbandcampで販売されているので、聴いてみてはいかがでしょうか。
とはいったもののこの曲に関してはゲームをしながら(なかなかそんな余裕はありませんが)聴くのがいいと個人的には思っているので、ぜひ遊んでください。
プラットフォームはiOS/Android/steam(Windows,mac)と幅広いので遊びやすいと思います。iOS/Androidは安いのでオススメ!
第1回 VA-11 HALL-A
第1回 VA-11 Hall-A
このゲームはベネズエラのインディーデベロッパー、Sukeban Gamesによって作られたもので、ジャンルとしてはADVとなりますが公式にはCyberpunk Bartender Actionとなっているようです。(Actionとは?)
ゲームについてもう少し語りたいですが、ググってるとIGNjapanの記事が出てきたのでそっち見た方がいいんじゃないですかね(適当)
音楽について見ていくと作曲はGaroadという方でこの方はベネズエラの人じゃないようですね。
全体としてはエレクトロ系でまとめられていて、このゲーム全体にもいえることですがPC98のころのゲームへのリスペクトが含まれているのでゲームのレトロでサイバーな雰囲気作りに役立っています。
ひとつオススメの曲を紹介しますと、
Umemotoという曲があるのですが、これはおそらく、YU-NOなどで知られる梅本竜氏のことだとおもわれます。こういった点でも当時へのリスペクトが感じ取れますね。
最近は日本語へのローカライズやPSvitaへの移植も進行しているようなのでゲームも遊んでみてください。
最後にサウンドトラックの入手方法ですが、bandcampで買うのがよいかと思います。
作曲者本人によってYoutubeにアップロードされていますし、bandcampでも試聴できるのでいちど聴いてみるといいと思います。
おまけ
エクストラアルバムみたいなやつが最近でたんですけど、すごく思い切ったアレンジだなあって思ったので聞いてみてください
このブログの方針
はじめまして。
このブログではゲーム音楽の紹介、またはゲーム音楽に関する雑談をしていきます。
それにあたって、紹介するゲームに関して守ったり守らなかったりするルールを決めたいと思います。
一つ、サウンドトラックやそれに類するものが手に入りやすいこと。
二つ、びっくりするほどのクソゲーじゃないこと。
三つ、そんなに王道ど真ん中じゃないこと。
一つ目は当然のことですが、やはりいいものは買って、作家の方々に還元されてほしいという思いがあるからです。中古のプレミア価格のものしかないとか正直しんどいし
二つ目は、えーと、まあ、いいところのないゲームとか遊びたくない、勧めたくないからです。はい。
三つめは、すでに様々な人に評価されているのでわざわざ自分がしなくてもいいと思っているからです。勝てねえよ
とまあ、このようにダラダラ書きましたが、所詮守ったり守らなかったりするルールなのでゆるゆるやります。
よろしくお願いします。
あとはてな村ははじめてなのでやさしくしてね